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県民参加の森づくり事業を活用

二ツ井宝の森林PJ、二ツ井小3年生と森林学習・工作体験実施

秋田県森林ボランティア団体 二ツ井宝の森林プロジェクト
  •  令和6年10月18日(金)に、二ツ井宝の森林PJが能代市二ツ井梅内地区において、二ツ井小学校3年生と標記の体験教室を開催しました。
  •  場所は、旧馬子岱小学校があったところで、生徒達が作業するところはプロジェクトの皆さんが通常薪を作ったり、体験作業で使っているスペースです。
  •  二ツ井小学校3年生は25名の参加でした。長靴を履いて準備万端です。
  •  生徒達が来る前に念入りに準備していました。昨年まではモミジ等の植樹を秋に行っていましたが今年からはクラフトを取り入れ方向転換したそうです。
  •  昨年植栽したところです。順調に育っていました。
  •  今日は、野呂会長、佐藤さん、藤田さん、船山事務局長の少数精鋭で対応します。船山さんが生徒が座るシートを丁寧に拭いています。
  •  生徒達が市のバス2台に乗ってやってきました。シートに座ると船山さんの音頭で腕をぐるぐる回して体操し、緊張を解きます。
  •  野呂会長から今日の活動について説明があり、クラフトについては作品例の写真も参考にしてくださいとのことでした。
  •  この日は県の地域づくり推進課から昨年と同様3名の職員が取材に来ていました。
  •  最初に馬子岱小学校が有った周辺を散策し、いろいろな木の名前を覚えたり葉っぱやマツボックリなどを取ってクラフト用に袋に集めます。
  •  生徒を偶数、奇数の出席番号順に分けて2班でまわります。1班は野呂会長が説明します。スギやマツなどからブナやシラカバなどの広葉樹もあり、「今年はブナの実が沢山なったからクマがあまり出ない」、「シラカバの外皮は火付けに使うんだよ」などと言うと「火炎放射器を持って来たら火が付くかな?」と言う子もいました。
  •  運動場に有った東屋が雪で潰れたのを見つけると皆で見に行きます、ちょっとした冒険気分かな?
  •  「クロモジの葉を揉むと良いにおいがするよ、この葉でお茶を作っている人もいます」と説明されると早速生徒はにおいを嗅いでいました。
  •  このコースのお楽しみ、コハジョ(コハゼ)の実を実食します。かなり酸っぱい木と甘い木があり、食べ比べしますが、「ブルーベリーみたい」、「おいしい」、「美味しくない」など様々な感想でした。
  •  エゴの実も沢山なっており佐藤さんから「昔はこの実を使って石けん代わりにした」と説明がありました。
  •  山から下りて作業場に戻り、船山さんが出席番号により今度は5班に分けます。
  •  プロジェクトが用意した素材に加え自分達が取ってきたものをグルーガンで組み立てたり、穴開けなど難しい作業は手伝ってもらいながら夢中になって作業します。
  •  いくつか作品を紹介しますが、本当に子供の発想は様々です。自分で拾ってきた素材をうまく使って、色合いやバランスもちゃんと考えていますね。
  •  終わりの会では、佐藤さんからあいさつがあり、11月3日に二ツ井小学校・中学校が合同で行う、きみまち阪公園開園100周年記念のきみ・パ・フェスのリーフレットが生徒から渡され閉会しました。
  •  3年生は、植菌、木の手入れと今回3回目の体験ですが、こうした取組により1人でも多くの子供が将来秋田に残って欲しいと思います。