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樹木シリーズ236 ツルシキミ、ヒメモチ

  • ツルシキミ(蔓樒、ミカン科)
     ミヤマシキミの変種で、ユキツバキやヒメモチ、ヒメアオキ、エゾユズリハなどともにブナ林内で見られる雌雄異株の常緑低木。茎は根元からまばらに枝分かれし、地面を這うよう斜め上に伸びる。厚く光沢のある葉は、輪生状にあつまってつく。白色の花は、良い香りがする。実は赤く熟す。 
  • 名前の由来・・・枝葉の様子がモクレン科のシキミ(樒)に似ており、地面を這うようにツル状に伸びることから、「蔓樒」と書く。
  • 花期・・・5~6月、高さ 50~80cm
  • ・・・枝先に集まって輪生する。長楕円状披針形で革質。
  • 果実・・・雌株のみ、赤く熟した球状の果実をつける。有毒。 
  • 多雪地林床にはえ、幹の下部は地を這うことで積雪に耐える。 
  • ヒメモチ(モチノキ科)
     茎の下部が地面を少し這ってから直立または斜め上に伸びる、雌雄異株の常緑低木。ツルシキミと似ているが、常緑の葉は輪生しない。花期は6~7月で、花は小さく、ガク片、花弁とも4枚で葉腋に集まって数個咲く。実は球形で赤く熟す。 
  • 名前の由来・・・モチノキは、樹皮から鳥もちを作ることから名づけられた。その小形のモチノキの意味から、ヒメモチ。 
  • ・・・互生し、狭長楕円形で両端とも尖り、縁は全縁。革質で表面は光沢がある。 
  • 果実・・・球形で赤く熟す
参 考 文 献
  • 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」(山と渓谷社)
  • 「秋田の山野草300選」(秋田花の会)