樹木シリーズ184 マルバシモツケ
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- 白い花に様々な昆虫が集まってくるマルバシモツケ(丸葉下野、バラ科)
亜高山帯から高山帯の岩礫地やハイマツ林の林縁、火山灰などに生える落葉低木でよく分岐する。枝先に小さな花が多数集まって咲き、花弁より長い多数の雄しべがある。日当たりの良い所を好む。栽培種のコデマリと同じく、白い花の上が広く平らでとまりやすいことから、多種多様な昆虫が集まってくる。
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- 名前の由来・・・葉が丸く、雄しべの多数出た花がシモツケに似ていることから、丸葉下野と書く。シモツケは、栃木県下野の国で発見されたことから。
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- 樹形・・・よく分岐し、こんもりと丸まった樹形になる。
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- 葉・・・互生し、楕円形~倒卵形で先は丸い。縁には毛と重鋸歯があり、葉の先の鋸歯は大きいが、基部付近では浅くまばら。
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- 花・・・枝先に白い花を多数集まって咲く。花弁は5個で円形。
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- 花に集まる昆虫・・・チョウの仲間、ハナバチの仲間、ハナアブの仲間、甲虫類、アリなど。(写真:ヒメキマダラヒカゲ)
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参 考 文 献 |
- 「秋田の山野草300選」(秋田花の会)
- 「山渓カラー名鑑 日本の高山植物」(山と渓谷社)
- 「フラワートレッキング 秋田駒ヶ岳」(日野東・葛西英明、無明舎出版)
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