樹木シリーズ156 ニオイヒバ
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- パイナップルのような香りがするニオイヒバ(匂檜葉、ヒノキ科)
北米原産で、葉をもむとパイナップルのような甘い香りがする常緑高木。耐寒性が強く初心者でも育てやすいことから、北日本の公園や庭園、生け垣などに広く植栽されている。樹形は円錐形や卵形、球形とバリエーションが豊富で、葉が黄色など多くの園芸品種がある。
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- 名前の由来・・・葉をもむと甘いさわやかな香りがすることから、ニオイヒバと名付けられた。
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- 樹形・・・円錐形や卵形、球形とバリエーションが豊富。
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- 樹皮・・・赤褐色~灰褐緑色で、老木では浅く長く剥離する。
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- 葉・・・鱗片状で十字対生。葉の表面は暗緑色、裏面は淡い緑色、両面共に光沢はない。芳香性の精油を含み、葉や枝条をもむとパイナップルのような甘い香りがする。
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- 10~11月になると、朱色に熟して裂開し、種子を風で飛ばす。繁殖は、実生か挿し木繁殖による。
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- 利用・・・耐寒性が強く初心者でも育てやすいことから、北海道・東北など北日本の公園や庭園、寺院、生け垣などに植えられているが、最近では園芸品種の幼木をガーデニングに利用することも多い。
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参 考 文 献 |
- 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」(山と渓谷社)
- 「樹木図鑑」(鈴木庸夫、日本文芸社)
- 「葉でわかる樹木」(馬場多久男、信濃毎日新聞社)
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