樹木シリーズ132 トウカエデ
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- 新緑、紅葉ともに美しく街路樹の定番・トウカエデ(唐楓、カエデ科)
新緑、紅葉ともに美しく生長が速いのに加え、大気汚染にも強いので街路樹としてよく植えられている。中国原産で江戸時代に渡来した外来種だが、街路樹ベスト5に入るほど身近な樹木。幹はスギのように皮が剥がれる。葉の裂片は普通3個。多くは紅葉するが、黄色に黄葉するものも多い。
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- 名前の由来・・・中国・唐の国のカエデであることから、「唐楓」と書く。
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- 花・・・枝先に散房花序をだし、淡い黄色の雄花と両性花をつける。花弁は5個。
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- 葉・・・水かきの付いたアヒルの足のように先が浅く3つに裂ける。別名サンカクカエデ。切れ込みの深さや縁には変異が多い。
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- 樹皮・・・淡い茶色で縦に裂け、短冊状に剥がれるのも本種の特徴。
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- 翼果・・・カエデ科特有のプロペラ型の実を驚くほどたくさん房状につける。
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- 紅葉・・・真っ赤に色づき美しいが、黄色に黄葉するものも多い。紅葉が美しいことから、街路樹や庭園、公園、校庭、盆栽にも利用される。
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- 街路樹・・・東北、関東、中部、近畿地方では、街路樹の利用度ベスト5に入っているという。
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参 考 文 献 |
- 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」(山と渓谷社)
- 「葉っぱで見分け 五感で楽しむ 樹木図鑑」(ナツメ社)
- 「樹木図鑑」(鈴木庸夫、日本文芸社)
- 「講談社ネイチャー図鑑 樹木」(菱山忠三郎、講談社)
- 「拾って楽しむ 紅葉と落ち葉」(山と渓谷社)
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